イロハモミジ 「伊呂波紅葉」
別名 タカオカエデ
カエデ属の落葉高木で、モミジといえば本種を指すほど全国で最も見られるモミジである。
樹高 15m、幹の直径は 80cm 以上に達する。雌雄同株。
葉は掌状に深く 5〜9裂する。和名は、この裂片を「いろはにほへと……」と数えたことに由来する。裂片の縁には鋭く不揃いの重鋸歯があり、裂片の先は長く尾状に伸びる。秋(10〜12月)には黄褐色から紅色に紅葉して散る。
大磯丘陵の紅葉は、相模湾に面して温暖な地のため、最低気温が10度以下になる11月に入って紅葉が始まる。

画像は「
関東ふれあいの道ハイキングコース」の中間地点にあるイロハモミジを勝手に基準木とし、紅葉の見ごろを会員たちと推し量っている。
画像の
果実は翼果、長さ 1.5cm 程度の翼があり、夏から初秋にかけて熟すと風で飛ばされる。
丘陵の中でも、特に落葉樹が色づく頃の高麗山は、見事な景観を呈し古くから「秋の高麗山は日に七たび変わる」
などと言われている。
別名は、京都の紅葉の名所で知られる高雄にちなむ。花期は4〜5月。
分布は、本州、四国、九州。
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撮影機種 デジタルカメラ
2003 5 2 撮影
2003 5 2 撮影
2002 12 3 撮影

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