イタドリ 「虎杖」
別名 サシガラ・スカンボ
丘陵地、山地の林縁、土堤や川原などに生える多年草で、高さ0.5〜1.5メートルになる。根茎を横に長く伸ばす。早春の芽は画像のように茎は太く葉も赤紫色である。
葉は互生し広卵形で
先は急にとがる。托葉鞘(葉の付け根にある付属体を托葉(たくよう)という。これは小さな葉のようなもの・・参考例ママコノシリヌグイ)は、長さ4〜6ミリで早く落ちる。葉腋から枝を出し、その先に小さな花を多数つける。花期は7〜10月。雌雄異株。花被は白色〜紅色で5裂する。タケノコ形の若芽は酸味があり、生食または煮て食べる。
私は、小学生の頃、このスカンボを酒匂川の土手で食べた思い出がある。ポキンと折って噛むと、口の中に独特の酸味がひろがり、今でもその味は覚えている。
なお、本種の根茎は民間薬として利用される。
和名は、若葉を揉んで擦り傷などで出血した個所に当てると多少ながら止血効果があり、痛みも和らぐとされる。これが「イタドリ」という和名の由来でもある。
虎杖は漢名。
分布は、北海道、本州、四国、九州。
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撮影機種 デジタルカメラ
2004 4 2 撮影 ムラサキケマン・ヤエムグラ・ヒメオドリコソウ・ゲンノショウコ
2003 4 4 撮影
UP
葉表 2003 4 4 撮影    葉裏
2003 4 18 撮影
2003 7 25 撮影
2005 9 2 撮影
UP
2002 9 13 撮影
2003 10 24 撮影
UP
葉表 2003 10 24 撮影   葉裏

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