コハコベ 「小繁縷 」 
道端や耕地などに生える越年草 (えつねんそう 種子が発芽しても年内に開花しないで、翌年になって開花、結実して枯れる植物。)で、旧大陸の帰化植物。4〜5月頃白い花をつけるが、他の季節でも観られる。ハコベ(別名 ミドリハコベ)に似るが、名前のとおりハコベより全体にやや小型である。
ハコベと同様、雌しべの
花柱は3個(ウシハコベは花柱が5個)である。また、雄しべの数が1〜7個と少なく、種の表面の突起が低いことでハコベ区別される。茎は暗紫色を帯びる。花弁は、5枚であるが、基部近くで2裂しているため、画像から見ると10枚のように見える。
萼片は花弁よりすこし長い
ハコベは、春の七草の一つであるが、このコハコベも含めて一般にハコベと呼んでいる。
英名はChickweed・・chick(にわとり)のweed(雑草)と言う意味で、小鳥の餌としてもなじみが深い。
ハコベと同様、食用、民間薬として利用される。
分布は日本全土。
春の七草・・・正月七日の七草粥(がゆ)に入れる若菜。セリ・ナズナ・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベラ(ハコベ)・ホトケノザ(タビラコ)・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)の七種。なお、ホトケノザは、この種類ではなくタビラコのことである。
画像をクリックすると大きく表示されます
撮影機種 デジタルカメラ
2002 12 15 撮影
2002 2 8 撮影
UP
左はオオイヌノフグリ
2005 2 18 撮影
2005 2 18 撮影 右はホトケノザ
2002 2 22 撮影
2001 3 6 撮影 2005 3 18 撮影
UP
2006 4 14 撮影
2002 12 15 撮影
      葉表 2006 4 14 撮影    葉裏

植物群の目次 植物群の索引 TOPページに戻る