クワ 「桑」
別名 ヤマグワ
落葉性の高木で、大きいものは15mに達するが、普段見かけるのは数m程度のものが多い。樹皮は灰色を帯びる。葉は薄く、つやのある黄緑色で、縁には粗い鋸歯がある。大きい木では、葉の形はハート形に近い楕円形だが、若い木では、葉にあらい切れ込みが入る場合がある。クワの実は、集合果実で、一つの花から複数の果実が集まった形のもので、 モミジイチゴもその一つである。
雌雄異株だが、同株のものがある。春に開花する。雄花は茎の先端から房状に垂れ下がり、雌花は枝の基部の方につく。果実は初夏に熟す。その果実は甘酸っぱく、美味であり、高い抗酸化作用で知られる色素・アントシアニンをはじめとする、ポリフェノールを多く含有する。 キイチゴの実を細長くしたような姿で、画像のとおり赤からしだいに黒紫色になる。
なお本種は、かってはカイコの餌として古来重要な作物であり、また果樹としても利用される。
分布は、日本全土。
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撮影機種 デジタルカメラ
2003 5 30 撮影
2002 5 24 撮影
2002 5 24 撮影
UP
2002 5 24 撮影
2003 5 30 撮影
2003 6 6 撮影
UP
2005 6 10 撮影
2002 5 24 撮影 葉裏
2003 5 30 撮影
2003 5 30 撮影
UP

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