オオシマザクラ(大島桜)
大島を始めとする伊豆諸島に分布する落葉高木で高さ10〜15メートル。各地で栽培、野生化している。花は画像のとおり一重で芳香のある白花をつける。本種の遺伝子解析で、コマツオトメとの交配で、ソメイヨシノが出来たことが千葉大学や静岡大学の研究チームにより明らかになった。苗は、他のサクラの接ぎ木の台木にされる。
房総や伊豆半島では、タキギザクラと呼んで、薪炭を得るため山に植えた。異変性に優れ、育成すると珍しいのが現れる。3〜4月葉の展開とほぼ同時に、前年枝の葉腋に
3〜4個の花が集まって平開する。花弁の先は2裂する。実は熟すと紅色から黒色に変わる。なお、葉は塩漬けにして桜餅を包むのに使う。
和名は、伊豆大島に多いため。
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撮影機種 デジタルカメラ
2003 4 4 撮影
2004 4 2 撮影
2004 4 2 撮影
UP
2002 4 19 撮影
2004 4 2 撮影

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