竹の花
私も初めての撮影でしたが、竹の花を見ている方は意外と少ないと思われますので、その概要を簡単に説明します。

まず、竹は樹木と違い、一本の竹は10年前後の寿命でありながら群生して寿命を延ばしている不思議な植物です。

一部の竹は、周期的に開花し一斉に枯れることが知られていまが、一般にその周期は60年周期などと言われています。しかし、マダケの場合その周期は極めて長く、120年周期であると推定されています。なお竹はイネ科の植物で種は稲と同様のようであります。

昔から竹の花が咲くと、凶事の前触れなどと言われていますが、2002年の撮影時の天候を例にとると、冬は前年(2001年)12月〜1月上旬までは寒かったが、1月中旬から高温で推移し、記録的な暖冬でした。

春は全国的に極端な暖春となり、桜の開花が記録的に速く、各地で最速記録を更新しました。ちなみに、コメの作況は北海道で不作気味でしたが他は平年並以上でした。

撮影場所は、大磯丘陵影エリア概要図の西側(湘南平西側)で、葉を落とした樹木の間から木漏れ日を拾うように、弱い日差しの中で竹の花が咲いていました。

撮影にあたって教えていただいた方は、東京から参加されている植物撮影の専門家山田達朗氏で、北は北海道から南は九州・沖縄までくまなく撮影、その素晴らしい画像は多くの専門書を飾っています。

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撮影機種 デジタルカメラ
2002 2 1 撮影
2002 2 1 撮影
2002 2 1 撮影

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