ヒナタイノコズチ 「日向猪子槌」
日当たりのよい道端や荒地に生える多年草。ヒカゲイノコズチに似ているが、全体に毛が多く葉は厚くて先は短くとがる。ヒカゲイノコズチは長楕円形で薄く、先はとがる。特に若葉は毛が多く白っぽく見える。ヒカゲイノコズチの花序はまばらだが、本種は花が密につく。イノコズチの和名は、日当イノコズチの意味で、イノコズチは節の太い茎をイノシシのかかと(膝のように見える部分)にたとえたもという。
なお、以前はヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチを一緒にイノコズチ(花は横向きに開くが、果期には下向きになって、花序の軸にぴったりくっつくのが特徴。)と呼んでいた。ともに根を乾燥したものを漢方で牛膝(ごしつ)と呼び、漢方では、浄血、利尿、通経、中風、脚気などに用いられる。

分布は、本州、四国、九州。
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撮影機種 デジタルカメラ
2005 9 16 撮影
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2004 9 24 撮影
2004 9 24 撮影
2004 9 24 撮影
葉表 2004 9 24 撮影   葉裏
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