ナンバンギセル 「南蛮煙管」
別名 オモイグサ
草地に生える一年草の寄生植物(きせいしょくぶ 他の植物に寄生し栄養分を吸収して生育する植物で、寄生根と呼ばれる特殊化した根で相手植物(寄主または宿主)の組織と結合して栄養分を吸収する。)で、ススキ、ミョウガなどの根に寄生する。画像はススキの根に寄生した状態。
茎は赤褐色でごく短く、ほとんど地上に出ず、数葉の鱗片が互生する。9月の初めになると画像のように、茎のように見える高さ15〜20センチの
直立した花柄の先に淡紫色の花を横向きにつける。花冠は筒状で、先は浅く5裂し、萼は黄褐色で淡紅紫色のすじが入り、下側はほとんど基部まで裂ける
断面から見た
雄しべの画像と、正面から見た雄しべの画像であるが、柱頭は広がって異様に大きく、黄色の毛が密生している。花冠の底には粘液がたまり、ねばって糸を引く。
果実は刮ハで、長さ1〜1.5センチの
卵球形。なお、刮ハは萼に包まれたまま熟し、中には画像のとおり黄色の種が多数詰まっている。
和名は、南蛮きせるの意味で、長い柄の先につく花の形がキセルに似ていることによる。

分布は、日本全土。
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撮影機種 デジタルカメラ
2002 9 13 撮影
2005 9 2 撮影
2005 9 2 撮影
UP
2004 9 3 撮影
2004 9 3 撮影
2002 9 13 撮影
UP
2001 9 14 撮影
2001 9 14 撮影
2001 9 14 撮影 2001 9 19 撮影
UP
2001 9 14 撮影
2001 9 14 撮影
2001 9 14 撮影
2001 9 19 撮影
UP
2001 9 19 撮影
2001 9 19 撮影
2001 9 19 撮影
2001 9 19 撮影
2005 9 2 撮影
UP
2005 9 2 撮影
2001 10 5 撮影

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