モウソウチク 「孟宗竹」
別名 江南竹、ワセ竹、モウソウダケ
中国江南地方原産で日本では栽培により北海道函館以南に広く分布する。日本のタケ類の中で最大で、高さ25mに達するものもある。節は真竹は二重であるが、本種は画像のように節が一重で、茎の肉が厚い。節には白粉がある。葉の長さは4〜8cmで、竹の大きさの割には小さい。枝先に8枚ほどまで付き、裏面基部にはわずかに毛がある。春に黄葉して新しい葉に入れ替わる。
竹の幹は生長を終えると、木と同様に太くなっていくことがない代わりに、枝が毎年枝分かれしながら先へ伸びる。木での年輪の代わりにこの節数を数えるとその竹の年齢を判定できる。
食用されるこのタケノコは、大型で肉厚で柔らかく、えぐ味が少ない。また、竹細工等としても多く利用されている。
和名は、真冬に母のためにタケノコを捜し求めた二十四孝(中国において後世の範として孝行が特に優れた人物二十四名の一人)孟宗の名にちなむ。
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撮影機種 デジタルカメラ
2004 5 7 撮影
2004 5 7 撮影

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