ヤマイヌワラビ 「山犬蕨」
山地、丘陵地の谷沿いなどの湿ったところに生える夏緑性の多年草。撮影エリアないでは少ない。本種は他の種に比べ大きな特徴として、画像のようにソ-ラスが中肋寄りに集まり、ソーラスを覆っている包膜が釣形や直線形である。
もう一つの特徴として、少し分かりにくいが、最初の軸についた
小葉の一片が、次の二片より小さい。
和名は、ワラビと名がついているが、ワラビの仲間ではなくオシダの仲間である。画像のように
ワラビに似ているが食べられないためイヌがつけられている。
普通、シダの葉の裏面に胞子を作る。胞子は胞子のうの中に形成され、この時に減数分裂が行われる。胞子のうは普通は集まって小さな固まりになり、これを
胞子嚢群(ほうしのうぐん、ソーラス)と呼ぶ。胞子のう群は葉の裏面に一定の形で配列し、分類上の重要な特徴とされる。
分布は、北海道、本州、四国、九州。
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撮影機種 デジタルカメラ
2003 5 30 撮影
2003 5 30 撮影 葉表
葉裏 2003 5 30 撮影   葉裏
葉裏 2003 5 30 撮影   葉裏

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