マルバフジバカマ 「丸葉藤袴」
林縁などに生える北アメリカ原産の多年草で、高さ80センチ前後になる。撮影エリア内でも分布するも少ない。昭和の初期に神奈川県の箱根町で見つかり、現在では各地に広がっている。葉は対生し卵形で長い柄がある。ふちには粗い鋸歯がある。茎の上方で分枝して枝端に白色の頭花を多数つける。花は画像のとおりヒヨドリバナの仲間に似ているが、小花の数が多く、上述のとおり葉が卵形で幅が広く葉柄も長いので区別できる。
フジバカマと比べ、本種の頭花の筒状花は、15〜25個と多い。総苞片はほぼ同じ長さで1列に並ぶ。フジバカマ属の頭花は全て両性の筒状花(ヒヨドリバナも)が集まったもので2裂して長くのびた花柱が目立つのが特徴。冠毛は剛毛状で、かたくてもろい。

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撮影機種 デジタルカメラ
2002 10 11 撮影
2002 9 25 撮影
UP
2002 10 11 撮影
2003 10 24 撮影
右はヤブラン 2003 10 24 撮影
UP
葉表 2003 10 24 撮影    葉裏

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