カキドオシ 「垣通し」
別名 カントリソウ
野原や道端に生える多年草。高さは5から25センチぐらいで、全体に細かい毛がある。葉は対生し、形は画像のような腎円形で鈍い鋸歯がある。
葉腋に淡紫色の
唇形花を1〜3個ずつつける。下唇は中裂し、側裂片は小さい。中央裂片は大きく前に突きだし、濃紫色の波紋と白い毛が目立つ。雄しべは4個あり、上唇の内側に沿ってのびている。萼に15脈があり、裂片の先が刺状になっているのも特徴。花期4〜5月。
和名は、花が終わると垣根を通り越えて伸びることからつけられている。茎や葉をもむといい香りがする。別名のカントリソウは、この名前を聞いただけでは何を指しているのかわからないと思いますが、この植物は古くから、薬草として利用され、子供の癇(かん・夜泣き・癇癪かんしゃく)を取る薬(癇取草)として利用されていたことからつけられています。開花期に採取し、乾燥させて使うが、生の葉も水虫や湿疹などにもよいとされる。 
分布は北海道、本州、四国、九州。
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撮影機種 デジタルカメラ
2001 4 11 撮影
2004 3 12 撮影
UP
2002 3 30 撮影
2002 3 30 撮影
2002 4 5 撮影
2004 4 9 撮影
UP
2001 4 11 撮影
2001 4 11 撮影
2001 4 11 撮影
2003 4 11 撮影
UP
2002 4 19 撮影
2002 4 19 撮影
2006 4 28 撮影
UP
葉表 2006 4 28 撮影    葉裏

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