ウラシマソウ 「浦島草」
丘陵地から山麓にかけて湿った林下に生える多年草で、撮影エリアないでは分布し多く見られる。地中の球茎は多数の子をつくり、盛んに栄養繁殖をするので、かたまって生えることが多い。葉は普通1個根生し、11〜17個の小葉からなる、鳥足状複葉(画像のとおり横に広がり、扇を一杯に広げたような状態。)。葉柄は長さ40〜50センチで、太くて茎のように見える。葉柄の基部から花茎を出し、葉の陰に紫褐色の仏炎苞(肉穂花序を大きな苞が包み、これが変わった形の花弁に見える。)に包まれた肉穂花序をつける。雌雄異株。花序の先の付属体は、長いものは75センチを超えるものもある。画像は仏炎苞を切り開いたもので雄花がまばらについている肉穂花序である。雌花序は、花被がないのですきまなくびっしりとつく。当初は画像のように緑色であるが、成熟すると真っ赤な液果になる。なお、肉穂花序の中には、画像のようにしたの緑色をした雌花とまばらについている雄花が同居しているのもある。雌花は、肉穂花序に上述のように一杯びっしりとつく。
和名は、花序の付属体が
仏炎苞から長くのびているのを、浦島太郎が釣り糸を垂らしている姿に見立てたもの。
分布は、北海道(南部)、本州、四国(東部)、九州。
画像をクリックすると大きく表示されます
撮影機種 デジタルカメラ
2004 3 12 撮影
2004 3 12 撮影
2005 3 18 撮影
UP
2004 3 19 撮影
2002 3 21 撮影
2002 3 21 撮影
UP
2002 3 30 撮影
2004 4 2 撮影
2003 4 4 撮影
2001 4 6 撮影
2001 4 11 撮影
2001 4 11 撮影
UP
2001 4 11 撮影
2001 4 11 撮影
2001 4 11 撮影
2001 4 11 撮影
UP
2006 4 14 撮影
2006 4 14 撮影
2005 4 15 撮影 上はヤマブキ
2006 4 14 撮影
UP
葉表 2006 4 14 撮影   葉裏
2006 4 14 撮影 雄花序
2006 4 28 撮影
2005 9 16 撮影 雌株
2001 11 23 撮影 雌株
UP
2004 12 10 撮影 雌株

植物群の目次 植物群の索引 TOPページに戻る