ジュウガツザクラ 「十月桜」
サクラは日本には野生種は存在しないが、琉球諸島で野生化した物を野生種と見る向きもある。サクラは園芸品種が多く、とくに江戸末期に開発されたソメイヨシノ(染井吉野)は、明治以降、全国各地に広まり、サクラの代名詞となった。自然種としてはヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種ほどが認められている。
本種は、コヒガンザクラの園芸種で、10月頃から12月まで咲き、4月上旬から再び花をつける。画像のように秋から咲く花は、春のものに比べ小型で
花柄も短めとなる。花は画像のように白色(〜濃紅色)で八重咲きである。
枝は細くて樹形が箒状になる。花は葉腋に
3〜5個づつ集まってつき、花弁は十数枚と八重で、雄ずいが50〜60本ある。雌ずいの花柱は無毛で、萼筒の基部がいくらか膨らんでいる。実はほとんどつかない。秋は花数も少なくまばらに咲いている。
なお、秋から冬の咲くため、冬桜と呼ぶこともある。
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撮影機種 デジタルカメラ
2001 10 12 撮影
2001 10 12 撮影
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2001 11 13 撮影
2002 11 22 撮影
2002 11 22 撮影
2003 1 10 撮影
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