ヤマユリ 「山百合」
山地、丘陵地の林縁に生える多年草。神奈川県の花。昭和26年県民投票により全国に先がけて制定された。撮影エリアないでも分布し普通。観賞用にも栽培される。
高さ1〜1.5メートルで、葉は広披針形〜狭披針形。花は大きく強い芳香がある。花被片は
反り返り白色に黄色のすじ赤色の斑点があり、基部には乳頭状の突起がある。
花粉は
赤褐色。ユリの仲間は、画像のように雄しべが6個あり、細い花糸の先に線形の葯がT字形につく。この花粉が衣服などにつくとなかなかとれず、一度は経験されていると思う。
雌しべは
雄しべよりやや長い花は横向きで果実は上を向く。花期は7〜8月。
なお本種の鱗茎は、食用にも、また民間薬にも利用される。
本種は、中部地方から東北地方の傾斜地を好んで自生し、ユリの王者としての貫禄をそなえた花で、神奈川県下には自生が多いので、上述のように県の花として選定された。
和名の百合は、地下にリン片が多数重なり合ったリン茎をもっているところから、漢名「百合」という呼び名ができたといわれている。
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撮影機種 デジタルカメラ
2003 7 25 撮影東天照 標高134.2M 
 2003 7 25 撮影
 2003 7 25 撮影
UP
 2001 7 27 撮影
2001 7 27 撮影
2001 7 27 撮影
UP
2005 7 29 撮影
2001 8 3 撮影

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