|
西日本に自生する多年草であるが、今では東に伸び、この丘陵でも見られるが少ない。図鑑の説明では、茎丈を例に見ると高さ30〜40センチとなっているが、丘陵の本種は、画像のとおり半分にも満たない高さであり、全体的に弱々しく、咲かない年もある。
高麗山から湘南平までのハイキングコースで見られるのは、ヒガンバナ群生地(2001 4 11 撮影)南側のみであり、画像のすべては、ここで撮ったものである。ほかのタンポポと比べ葉が立った感じがする。なお、カントウタンポポ群生地の入り口に見られるシロバナタンポポは、自生種ではなく移植されたものである。
なお、本種はセイヨウタンポポと同じ単為生殖(雌が単独で新個体を生じる生殖法。ミツバチ・ミジンコ・アリマキなどの動物、ドクダミ・シロバナタンポポなどの植物に見られる。)で仲間を増やす。
実は数年前、新聞の投稿で、確か中国地方の女性の方だったと思うが、タンポポに黄色があるとは知らず、見たときは本当にびっくりしたと述べられている。、
私はこの反対で、このタンポポを見たときの白さが、いまでも鮮明に脳裏に焼きついている。
なお分布は、関東地方西部以西・四国・九州となっており、四国や九州には、このシロバナタンポポしかないところもある。 |
|
|