ヤブジラミ 「藪虱」
野原や道端に生える高さ30〜70センチの越年草(えつねんそう  種子が発芽しても年内に開花しないで、翌年になって開花、結実して枯れる植物。)で、丘陵地には普通。葉は長さ5〜10センチの2〜3羽状複葉(葉軸の左右に葉がついた状態。葉軸の分枝する回数で2回羽状複葉・3回羽状複葉という。)。葉は再羽状に細かくさけている。枝先に小型の複数花序を出し、白色の小花をつける。小花柄は4〜10個で、花弁は画像のとおり5個あり、花序の外側のが大きい。花期は5〜7月。花後、果実にはかぎの刺が生える。
似たものに、同じセリ科・ヤブジラミ属の仲間で
オヤブジラミがあるが、本種に比べ花数も少ない。また、果実はやや長い。少し分かりにくいが、果実の外側の刺が僅かに紫色を帯びる
和名は、やぶに生え、刺のある果実が衣類にくっつくのをシラミにたとえたもの。

分布は、日本全土。
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撮影機種 デジタルカメラ
2002 5 31 撮影
2002 5 31 撮影
UP
2002 5 31 撮影
2002 6 14 撮影

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